歯周病治療Periorbital disease treatment

歯周病は世界で一番
蔓延している病気です Periodontal disease is
the most prevalent disease

歯周病は、「人類史上最も感染者数の多い感染症」としてギネスブックにも掲載されています。
歯周病菌はお口の中で増殖すると、
毒素を出し歯茎に炎症を起こしたり、歯を支える骨を溶かします。

歯を失う原因

歯を失ってしまう最大の原因は歯周病です。歯周病は進行すると歯を支える骨を溶かしてしまうため、グラグラして最終的には抜けてしまいます。

歯を失うと、食事や会話に支障が出て、お口の機能が衰えます。歯を失う歯周病を防ぐことで、歯を残し、健康寿命を伸ばすことができるのです。また、歯周病はお口の中だけでなく、糖尿病や動脈硬化といった全身疾患にも悪影響があると言われています。歯周病のないお口をキープすることが、健康に大きな利益をもたらします。

FLOW 歯周病治療

歯周病になってしまった場合は、順を追って治療を行うことが大切です。闇雲に歯石取りを行うのではなく、どうしてそうなってしまったのかを考え、原因を取り除き、今ある症状に対してしっかりと対応することで、健康なお口を取り戻すことができます。

  1. STEP

    歯周基本検査

    歯と歯茎の境目には歯肉溝と呼ばれる溝があります。通常、この溝は1〜2mm程度の深さなのですが、ここに汚れが溜まると歯肉が腫れたり、歯肉が剥がれたりして深くなってしまいます。通常よりも深くなった溝が歯周ポケットです。歯周ポケットの深さを計測することにより、歯周病の進行度合いを確認し、治療計画を立てることができます。

  2. STEP

    ブラッシング指導

    歯周病の原因は歯周病菌です。歯周病菌は汚れが残っていると繁殖しやすいため、歯の汚れを取り除かないかぎり、治ることはありません。歯周病の治療をしたとしても、歯磨きができていなければ簡単に再発してしまいます。歯石取りも、しっかりとお口の清掃がしてある状態で行ったほうが痛みも少なく、取り残しを防ぐことができるため、まずは歯磨きの仕方を確認していきます。

  3. STEP

    歯石取り

    お口を清潔に保てるようになったら、歯石を取っていきます。視野を拡大できる拡大鏡を用いて歯石を取り除いていくことで取り残しを防ぎ、歯周病の治癒率が上昇します。

  4. STEP

    再評価

    歯石取りが済んだら、再度歯周検査を行い、歯周病がしっかり治っているかどうかをチェックします。歯茎の中に歯石が残っている場合は、再度歯石取りをご案内することもあります。

  5. STEP

    メンテナンス

    歯周病は非常に再発しやすい疾患です。再度歯周病になってしまうのを防ぐために、3,4ヶ月に1度のメンテナンスをおすすめしています。

早期発見・早期治療が
大切です

歯周病は軽度の場合は簡単な歯石取りや歯周病治療を行うことで治癒しますが、進行すると治りにくくなります。定期的にメンテナンスを行い、歯石がついてしまっている部分は早めに取り除くようにしましょう。

  • 拡大鏡を使用して
    歯石除去を行います

    歯石の取り残しを防ぐため、当院では視野を拡大できる拡大鏡(ルーペ)を使用して歯石の除去を行っています。裸眼では確認できない細かな汚れもしっかり取り除くことで、歯周病のケアを行っていきます。また、しっかりと目で確認しながら歯石の除去を行うことで、痛みも少なく治療することが可能です。

  • 歯周病にならないための
    メンテナンス

    歯周病になってしまうと、たとえ治療を行ったとしても、歯茎が下がって見た目が悪くなったり、歯と歯の間に隙間ができてものが挟まりやすくなったりと、さまざまな弊害が生まれます。歯周病になったから治療するのではなく、歯周病にならないために、メンテナンスにお越しください。