お口の機能、「正常」に
発達していますか?
Is your mouth functioning "normal"?
近年、お口の機能に問題を抱えるお子様のご相談が増加しています。
「滑舌が悪い」「食事が遅い」「歯並びが悪い」「前歯で食べ物が噛み切れない」
などなど、お子様によって問題はさまざまです。
このような症状は将来お顔立ちやコミュニケーション、食事に問題を生じさせる可能性があります。
早期に発見し対策を練ることで、症状を改善することができます。
口腔機能発達不全
ってなに?
プルチーノデンタル
クリニックでは
口腔機能発達支援を
行っています
呼吸や食事、会話によるコミュニケーションは私たちの生活に欠かせないものです。しかし、その機能に問題を抱えるお子様が増えています。「食べる」、「喋る」の機能が正常に発達していないものを口腔機能発達不全といいます。当院では、口腔機能発達支援を行い、お子様の口腔機能を正しい方向へ導くための取り組みを行っています。指しゃぶりや飲み込みの時に舌を出す癖、下唇を噛むなどの悪習癖が見られる場合はお早めにご相談ください。
癖の改善に必要な指導や食事指導などの摂食機能訓練が必要となることもあります。
FLOW 口腔機能発達支援の進め方
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カウンセリング
摂食機能に問題があっても、自覚症状はないことも多くあります。問題意識を持って受診していただいた方も、検診で偶然問題点が発覚した方もいらっしゃいます。まずは摂食機能訓練のご案内とカウンセリングを行います。食事調査アンケートに必要事項をご記入いただき、問題点を抽出していきます。
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精密検査
お子様の全身状態について情報収集を行います。具体的には、全身疾患の有無や今まで既往歴(今までかかった病気)、現病歴(今の症状がいつ頃からあるか、その経過など)、苦手なことなどについて伺います。お薬を常用されている場合はお薬手帳をお持ちください。
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食事の仕方の評価
食事調査アンケートをもとに、実際の食事の様子を見せていただきます。摂食スキルの評価を行い、より良い食べ方をするにはどのような介助・学習が必要かについてご提案させていただきます。また安全面を考慮した姿勢や食形態(食べ物の硬さや大きさなど)についても評価・アドバイスを行います。さらに、必要に応じて各種機能訓練をご提案させていただきます。
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評価説明と口腔内検査
現状と予想される今後について詳しくお話しします。必要に応じてトレーニングをご紹介します。食事後には口腔清掃を行います。
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トレーニングと経過観察
問題点があった場合には、ご自宅でトレーニングや食事の改善をしていただき、1ヶ月~数ヶ月に1度経過を見ていきます。
ご来院ごとに問題点を抽出し、改善のためのアドバイスを行います。
こんなお子様は要注意! check
- お口がポカンと開いている
- 好き嫌いが激しい
- 食べ物を丸のみにしている
- 飲み込むとき舌を突き出す
- 前歯で噛み切るような食事を嫌がる
- 口の中を噛みやすい
- 食形態が進まない
小児歯科には食べることに関してお悩みを持つ保護者の方も多くいらっしゃいます。噛まずに食べる、うまく噛めない、食事に時間がかかる、よく食べこぼすなど、お子様が抱える問題はさまざまです。
摂食機能の発達がうまくいっていないと、歯だけでなく全身の健康へも悪影響を及ぼします。
当院では障がいや疾病の有無に関係なく、成長期のお子様の食育支援を行っています。些細なことでもご相談ください。
口腔筋機能療法の実際
口腔筋機能療法は摂食機能の発達を促すトレーニングです。お口に関わる習癖(指しゃぶりや舌の癖)に対処します。
一例として、指しゃぶりがやめられなかった子供への指導を紹介します。
このお子様には指しゃぶりをやめるための動機付けと意思の確認を行いました。また、どうやったら指しゃぶりをやめられるか、方法を一緒に考えました。
なお、悪習癖の種類によっては、装置を用いて改善を図ることもあります。
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指導前
指しゃぶりの影響で前歯が傾いてしまい、閉じることができません。親指には指しゃぶりでできたと思われるタコを認めました。
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指導後
本人に対して動機づけを行い、就寝前、手にソックスを着けてから寝るよう指導しました。3年ほど経つと、指しゃぶりもなくなり、前歯もきちんと閉じてきました。
障がいを有する
お子様への摂食機能訓練
training
栄養摂取はどのお子様にとっても大切ですが、とりわけ障がいを持つお子様にとっては非常に重要な課題となります。障がいを持つお子様の食事は口腔機能だけではなく、病状やお子様を取り巻く環境、障がいの度合いによっても大きく異なり、生活全般にわたっての支援が必要です。
プルチーノデンタルクリニックでは、発育過程や発育環境を見極め、主治医や家庭と緊密に連携を取りながら摂食機能訓練を行っています。