キシリトールでおいしく虫歯予防
予防歯科 ブログ
こんにちわ、プルチーノデンタルクリニックです。
前回の予告していたキシリトールについてのお話です。
ガムや飴などに「キシリトール配合」と記載してあると、歯に良いイメージがありますよね。
では「キシリトール」はなぜ歯にいいのか?何で出来ているのか?
どんな食品に含まれているのか?ご存知ですか?
キシリトールはなぜ歯にいいの?
①ミュータンス菌は、糖を取り込み酸を作ります。その酸によって
歯が溶かされ、虫歯が始まります。しかしミュータンス菌は
キシリトールを取り込むことができず、酸を作れないため虫歯の原因にはなりません。
②キシリトールは歯垢の中のむし歯菌を減少させます。さらに使い続けると、
むし歯になりにくい歯垢に変わっていきます。
③キシリトールの甘さや、噛む事で唾液が増え、むし歯になりかけた部分を元に戻してくれる作用が
高まります。なので食後に食べると、むし歯になりにくいです。
キシリトールは何で出来ているの?
キシリトールは白樺やトウモロコシの芯から抽出され、果物や野菜の中にも含まれる天然の
甘味料です。甘味料でありながら、カロリーが低くむし歯のえさになりません。
キシリトールはどんな食品に含まれているの?
食べ物の中でもキシリトールが多く含まれているのは
イエロープラム 935㎎ いちご 362㎎ カリフラワー 300㎎ ラズベリー 268㎎
ナス 180㎎ レタス 131㎎ ほうれん草 107㎎ (㎎/100g 乾燥重量)
です。
食事の時にキシリトールが入っているんだって思い出しながら食べてみて下さい。
歯医者さんでは、甘味料キシリトール100%のチョコレートも販売しています。
「歯医者さんが作ったチョコレート」はお口に入れてゆっくり溶かすだけです。
ガムをまだ与えられない小さなお子様や、ガムを噛めない
入れ歯の方も気軽にお口に入れることができます。しかも、カカオは心を
安らかにする作用があると言われています。リラックスしたいとき、
むし歯の心配をせずにチョコレートを味わってください。