知られていない唾液のパワー
歯科 ブログ
こんにちわ、プルチーノデンタルクリニックです。
皆さんは唾液が一日にどの位出ているかご存知ですか?
大人の場合で1~1.5ℓもでています。
意外にたくさん出てると感じますよね。
当たり前の様に出ている唾液ですが、大切な働きが6つあります。
①味覚を促進させる ②食べ物のカスを洗い流す ③病原微生物に抵抗する
④口の中の細菌の繁殖をコントロール ⑤歯の表面に皮脂を作りむし歯を防ぐ
⑥発音や会話をスムーズにする
これを見ると汚いと思っていた唾液も素晴らしい液体だとわかりますね。
しかしながら加齢や薬剤の使用等によって、唾液が減少してしまうと沢山の
疾患リスクが高まります。
もし「口の渇きが気になる」「固い食べ物が食べにくくなってきた」
「義歯が擦れて痛い」等の自覚症状がある方は以下のことに
気をつけましょう。
①30回以上噛んで食べる
噛むことにより、唾液の分泌量が増えます。一口は
少なめにして意識して噛んでみましょう。
②水を頻繁に飲む
唾液の分泌を促進し、効率の良い唾液の原料となります。ただしジュースは
むし歯の原因となるので水を飲みましょう。
③キシリトールガムを噛む
ガムを噛むと刺激により唾液の分泌が促進されます。
またキシリトールにはむし歯を防ぐ効果がある為、唾液の分泌と共にお口の健康を守ります。
④保湿剤による保湿改善
液状・ジェル状のものがあります。使用することにより、保湿成分の働きで口腔内の潤いを促します。
口腔乾燥が著しい方は就寝直前の使用で睡眠が非常に楽になる効果があります。
⑤舌の運動や口の周りのマッサージで唾液線を刺激する
唾液を作る器官は、耳下、あごの骨の内側、顎先の内側の三か所にあります。
力を入れずに指で軽く圧迫するようにマッサージをしたり、舌を
お口の中の粘膜にあてながらゆっくり回転させましょう。
適度な刺激が効果的です。
以上5つのことを意識して日常に取り入れてみて下さい。
簡単なケアで状態の悪化を防ぐ事が出来ます。
次回は今日も出てきたキシリトールについてお話していきます。