プルチーノ
デンタルブログ Blog

年末の歯医者あるある

今日から12月に変わり、年内も残りわずかとなりました。新型コロナウィルス感染拡大の第3波が叫ばれる現在、皆様が健やかに年を越せることを願うばかりです。今年はいつもと違う年末の過ごし方になるでしょう。そのため、今年も当てはまるかどうかはさておき、例年この時期になると、久しぶりに歯科医院を受診する方が増える気がします。1年の締めくくりとして、しっかり歯のクリーニングをして年を越したいという気持ちはよく分かります。それはとても大切だと思います。ただそういう方に限って、昔に治療した詰め物が外れかかっていたり、むし歯が見つかったりしてしまうものです。むし歯があると言われたまま新年を迎えたくないと、年内の治療終了を希望されますが、ただでさえ忙しい年末のスケジュールの中、何度も歯科医院に通院しなくてはいけなくなるのです。治療する側からも大変そうに見えるその状況に遭遇する度に「来年からは余裕をもって定期的に検診をしましょうね。」と言うと皆さん深くうなづいて帰っていきます。結局、普段からの定期検診が大事ということになりますが、この時期だからこそ歯科医院に行けるという方へのおすすめの方法を紹介します。

 

①普段から定期検診を受けていない場合、上旬の受診がおすすめ

問題がなにも見つからなければいいのですが、症状が全くないまま深くまでむし歯が進行していてることもあります。「なんでこのタイミングで・・・」と思うような時に痛みが出てしまうこともあります。多くは応急処置で症状が緩和されますが、治療になったとしても年内に必要な回数通院できるように余裕のあるスケジュールで受診しましょう。

 

②年末に無理な治療計画は避けましょう

無理に急いだ治療は、いい結果を生みません。多くの歯科医院が休みになる年末年始を問題なく過ごすため、治療予定の歯があったとしてもきりのいいところで一旦治療をお休みしましょう。お正月はお餅を食べる機会も多いと思います。歯を治療中ということをすっかり忘れていつも通り食べてしまい、削った部分をカバーしていた材料がお餅にくっついてとれてしまうことがあります。その後、冷たい物がしみてせっかくのお正月も台無しになってしまわないように、はやる気持ちを抑えて、場合によっては新年から治療を開始しましょう。

 

③歯科検診は早めの予約を

年末はかけこみで受診される方々も多く、12月は他の月より混雑するため、予約が取りづらくなります。いざ予約を取ろうとしても来年まで予約が取れないということもあるので、ぎりぎりの連絡は避けて早めに予約を取っておきましょう。